Travel Diaries in my 50's

50代になった私の旅行記

2024年始のパリ③ 1日め 午前 サントチャペル ノートルダム 凱旋門

今日は、9:30にサントチャペル 12時にオペラ座の予約を入れているので、その間に凱旋門に行くことにした。 バスやメトロに何度も乗るので、昨日、メトロのオペラ駅でナヴィゴイージーに一日乗車券をチャージしておいた。

google mapとcitymapperというアプリを使って、どの方法で行くのがいいのかを調べた。特に、citymapperは、遅延や止まっている路線がすぐに反映されるので便利だ。

8:40頃、出発。オペラ座近くのバス停から21番バスに乗る。 バス停はいくつかあって、何番のバスが止まるのか、 あと何分で来るのかも表示があり、わかりやすい。 ちなみに、乗りたいバスが来たら、手を挙げて合図しないと素通りされてしまうので注意!

オペラ座は改修中だが、上部の両側にある金色の芸術の女神像は見ることができて良かった。中央のドーム屋根の上には、音楽の神アポロン像も。古代ギリシャの弦楽器を頭上に捧げ持っている。

バスには前から乗って、ナヴィゴイージーをリーダーに読ませる。 ほとんどのバスは、次の停留所が表示されるし、アナウンスがあったが、古いバスだとない場合もある。

バスだと景色を楽しめるのがいい。

セーヌ川を渡り、シテ島に入ってすぐの停留所でおりる。 右手にはコンシェルジュリー。 その先にはサントチャペルがある裁判所。

まだ、9時前だったので、先にノートルダム寺院に向かう。 途中で、メトロのシテ駅の入り口を発見。デザインが素敵。パリに来たんだなーと実感する。 ノートルダム寺院は、1163年に建造が始まり200年をかけて完成したフランスカトリックの総本山。ゴシック建築の傑作。ナポレオン・ボナパルト戴冠式はここで行われた。 火事の修復工事は進行中。囲いで覆われていて、近づくことはできない。 高い位置から眺められるように、階段が作ってあった。 外側からだけでも寺院を見ることができて感動。 旧約聖書に登場するユダヤイスラエルの王たちの像が並ぶ王のギャラリー

9:15サントチャペルに戻ったら、すでにたくさんの人が並んでいた。3列あったので、どこに並べばいいか、わからない。案内係がいたので、9:30のチケットを見せたら、真ん中に並ぶように言われた。 どうやら30分おきの指定時間ごとに列が分かれているようだ。 2024 1/3時点では、サントチャペルでは当日券が販売されていない。必ず日時指定チケットが必要。例外は、入場料が無料になる第一日曜日だけで、この日は時間指定ができない。

サントチャペルへの入り口。ここに入るとセキュリティチェックがある。

セキュリティの建物から出ると、左側に無料のトイレがあった。見学後でも立ち寄る事ができる。

いよいよサントチャペルに入る。 1248年ルイ9世がキリストの聖遺物を納めるために建造させた教会。 1階はお土産売り場。 以前は一般向けの礼拝堂で、2階は王家や貴族の礼拝堂だったそうだ。

狭い階段を登って上階へ。

「わー、すごい」思わず声が出てしまう。 聖書の物語が描かれたステンドグラスが圧巻。 曇り空でも、冬の朝の光でも十分にきれいだった。

10:10 サントチャペルを出て、パリ市庁舎に向かう。

コンシェルジュリの建物の角にあるパリ最古の大時計も美しい。

シャンジュ橋を渡る。太陽が出てきて、明るくなってきた。 ポンヌフ橋の向こうにルーブルの建物が見える。 今回渡る機会がなかったポンヌフ橋は、アンリ4世が1607年に完成させたパリ最古の橋。それまでの橋には店が並びセーヌ川が見えなかったが、この橋から眺めのよい橋が作られるようになったとのこと。中央にはアンリ4世の像が立つ。 コンシェルジュリ、時間がなくて行けなかった。残念。マリーアントワネットが処刑直前まで過ごした場所。彼女がここにいたんだなー、と思うと感慨深い。

あ!初めてエッフェル塔が見えた! セーヌ川沿いを歩くのは楽しい。

シャトレ広場付近 パリ市庁舎 オリンピック仕様に飾りつけ。

10:30 市庁舎前の Hotel de ville からメトロ1号線に乗る。

GeorgeV(ジョルジュサンク)で降りて、外に出るとシャンゼリゼ通り。 目の前にはルイ・ヴィトン本店。

凱旋門が見えてきた。

1805年アウステルリッツの戦いに勝利したナポレオンが建築を命じたのがこのエトワール凱旋門。どうやら、最初に作られたルーブル近くのカルーセル凱旋門が小さ過ぎて、「もっと大きな物を作れ!」ということだったらしい。しかし、完成したのは彼の死後の1836年だったから、ナポレオンは見れなかったんだね…

凱旋門真下に行くためには地下道を通らないといけない。 上まで登らないならチケットは不要。

並んでいるのは凱旋門展望台に登る列。

下まで来ると、その大きさが身に染みる。高さ50m幅45mもある巨大さ。 アーチの彫刻は、花や幾何学模様、将軍の名前などが刻まれている。 勝利の女神から冠を授かるナポレオンのレリーフ

第一次世界大戦で戦士した無名戦士の墓

凱旋門からの景色。とても広々していて、気持ちがいい。ここから12本の通りが放射状に伸びている。 展望台から眺めたら、壮観だろうな。

11:25 凱旋門からRER A線に乗り、オペラ地区に移動。 オペラ座に1番近いAuber駅。おしゃれ!