Travel Diaries in my 50's

50代になった私の旅行記

2024年始のパリ ⑤ 2日め 前半 ルーブル美術館

今日は、一番楽しみにしていたルーブル美術館。9:30のチケットを取ってあるのだが、相変わらず時差ボケのせいで5時半には目が覚めてしまう。 7時にホテルの朝食を取り、時間がたっぷりあるので、メトロではなく歩いて行くことにした。

8:40 ホテルを出発して、ヴァンドーム広場に向かう。 ホテルからは、道を曲がればすぐにオーステルリッツ記念柱が見えてくる。 これもナポレオンの勝利を記念して建てられたもの。

そして、周りは、リッツホテルや高級宝飾店がずらりと並ぶ。

サンノトレ通りを左に曲がると、おしゃれなお店がたくさんあるのだが、朝早いので当然閉まっている。 でも、歩いてるだけで、楽しい。パリの街並みを見ながらの散歩は大好きだ。

しばらく歩いてからリヴォリ通りに出る。 チュイルリー公園の観覧車が見えて来た。

ここは車は一方通行で、片方の道は自転車専用の両方向車線になっているのだ。通勤時間帯なので、みんなスピードを上げて走っていく。

8:57 には、昨日来たカルーセルルーブルへの入り口に到着。 ここを降りるとショッピングモールを抜けて、逆さピラミッドのある美術館への地下入り口へと行くことができる。 9時前なのだが、この長蛇の列。まだ開館していないから9時のチケットの人たちが並んでいるのだろう。 30分も早く着いてしまった。

入館する時にはチケットの時間も確認されず、人の流れのままにセキュリティチェックを通過。 ナポレオンホールに到着すると、ガラスのピラミッドから入場して来た人たちと合流。

まずは、モナリザを目指して、ドゥノン翼の入り口へ。 エスカレーターを上がると、ようやくチケットをスキャン。9:20に入れてしまった。

さて、ここからモナリザへの最短ルートを調べてきたので、最初の階段を上がらずに左右にあるエレベーターで最上階へ。すると、モナリザのある部屋の裏側に出れるのだ。 ところが、この方法を使う人が増えたせいか、こちらからモナリザの部屋に入れなくなっていた!

ということで、エレベーターを降りたら、ひたすら左に歩き続けて、ドゥノン翼の先端にあるカフェMollenを左折。グランドギャラリーを逆走してモナリザ部屋に戻ることになる。 これって、正規ルートとどっちが早いのだろう?人が少ない分、早いのかな?もはやわからない。

でもモナリザ部屋に入ったら、それほど人は多くなくて、すぐに近づくことができた。 「初めまして。ずっとあなたに会いたかったです。ようやく会いに来れました。」と心の中で話しかけながら、モナリザと対面。至福の時を過ごすことができた。

モナリザの向かい側には、「カナの婚礼」 ルーブルで最も大きな作品。

その後は、グランドギャラリーに戻り、レオナルドダヴィンチの名作を何点か、鑑賞。月並みだけど、やっぱり上手い、他の絵と違う凄さを私は感じた。わざわざフランスまで来てよかったと思う。 グランドギャラリーには、有名な絵画がたくさん飾られている。感動しながら、次々に見て行く。パリに住んでいたら、何度も通えるんだけれど… ラファエロの聖母子像

民衆を導く自由の女神」は修復中だか、貸出中でなかった。残念。

「グランドオダリスク

「ナポレオンの戴冠式」これもぜひ見たかった。皇后の羽織る毛皮の質感が見事。細かい所までじっくり見たくなる作品。ルーブルで2番目に大きいそうだ。

次は、階段を降りてあの方?に会いに行こう。 そう、「サモトラケのニケ なんだろう。思い入れが強すぎて、涙が出そうになってしまった。大好きな作品なのだ。

アポロンのギャラリーは、ここがルーブル宮だったことを感じさせてくれる場所。王家の冠、宝飾品などが展示されている。

一階の彫刻セクションに入ると、人が一気に増えて来た。10時半を過ぎて、来場者が溜まって来たのだ。更に、各言語のガイドツアーが多数来ていて、有名作品の周りは大混雑。 もちろん「ミロのヴィーナス」も大人気。 ミケランジェロの「瀕死の奴隷」

人が多すぎてドゥノン翼から脱出し、シュリー翼に移動。 中世のルーブル宮要塞

階段を上がって3階へ。

再び、絵画セクション
お目当てのラトゥールを発見。 「ダイヤのエースを持ついかさま師」これ、見たかった! 一度、日本でみたことがある「大工ヨハネとイエス」(名前は不確か) 光と影の表現が素晴らしくて好きだ。

これも有名。 細かいところまで見ると、いろんな発見がある。

これらの絵画が一枚日本に来るだけで、長蛇の列ができ、大混雑でゆっくり見る余裕がない。それが、ここに来ると、絵を独り占めできる贅沢を味わえる。何と幸せなことか!

リシュリュー翼とシュリー翼は、人が少なくてゆっくりできた。 中庭も素敵。 館内から眺める景色もいいと思う。

この時点で3時間経過。 ルーブルでは、曜日ごとに閉まっているセクションがあり、今日はオランダ絵画を見ることができなかった。分かっていたけど、フェルメール見たかったなぁ。 これでルーブル美術館は終了。