Travel Diaries in my 50's

50代になった私の旅行記

2024年始のパリ⑦ 3日め 前半 ベルサイユ宮殿

今日はベルサイユ宮殿へ行くのだが、citymapper アプリだと、RER C線に何やら情報が出ている。フランス語翻訳を使っても"変更あり"ということしかわからない。ホテルのフロントに聞いてみたら調べてくれて、「大丈夫。動いてるよ。」と行き方のメモを書いてくれた。

8:30頃、オペラ駅でナヴィゴイージーにベルサイユまでの切符をチャージしようとしたが、選択肢に出て来なかった。 仕方ないので、まずはメトロ8号線でInvalidesアンヴァリッドまで行き、一度改札を出た。 長い動く歩道を通って乗り換え。 RERのチケット売り場で、紙の切符を購入。片道4.15€ いろんな方面の列車が来るので、掲示板で確認。一番上にベルサイユシャトーの文字。右側に2分で来ると表示されているので、これに乗ればいいのね。 RERは2階建て車両。市外に出るまでは満席に近くて、2階は空いてなかったので、1階に座る。 9:02に乗車して、9:33ベルサイユ宮殿に一番近い駅に到着 ベルサイユシャトーリヴゴーシュ

宮殿への行き方の表示も掲示されていた。 駅全景 午後は券売機が混むと聞いたので、朝のうちに帰りの切符を購入しておいた。

宮殿までは歩いて10分くらい。 9:57 到着 個人の入場口Aは左側。団体ツアーだと右側のBから入る。予約時間ごとに列が分かれているので、自分の列に並ぶ。 A入り口の左手にある大きな建物に無料トイレがある。どこのトイレもきれいだけど、数が少ない。

10:30のチケットだが、10:20には入場開始。 セキュリティチェックを終えて、中に入るといよいよ宮殿の中庭だ。

パリから民衆が押し寄せたとき、マリーアントワネットが現れてお辞儀をしたのがこの2階のバルコニー。

見学ルートは、中庭を突っ切って入り口Bの建物から始まる。 まずは、王室礼拝堂。ルイ16世とマリーアントワネットの婚礼もここで行われた。

ヘラクレスの間 宮殿内で一番大きな部屋 巨大な天井画もすごい。

豊穣の間 王侯貴族たちに飲み物を振る舞ったサロン

ヴィーナスの間 太陽王ルイ14世 女神ヴィーナスが描かれた天井画

マルスの間 衛兵が控える間として使用された後 音楽やダンスを楽しむ場に変わった。

メルクリウスの間 ルイ14世が逝去した時、遺体が一週間安置されミサが行われた。

アポロンの間 ルイ16世肖像画

戦争の間
戦地で敵を踏みつけるルイ14世レリーフ

ついに鏡の回廊へ 全長73m 幅10.5m 高さ12.3m 357枚の鏡がはめこまれている。 この場に来ることが長年の憧れだった。

王の寝室 朝の儀式の公開や就寝前の謁見が行われた場所。写真ボケていた…

王妃の寝室 3人の王妃が使用して出産は一般公開された。アントワネット時代の家具が復元されている。

大膳式の間 王や王妃が公式に食事をした部屋 人々の参列が許されたが、着席できるのは王族のみ。 アントワネットと子供たちの肖像画

衛兵の間 王妃の警護をする兵士が待機した部屋 天井画は正義と畏怖の神ジュピター

戴冠の間 ルーブルにあるダヴィット作「ナポレオンの戴冠式」が飾られた部屋。本人作のレプリカ ナポレオンの妹の一人だけピンクのドレスなのが、ルーブルの作品との違い。

11:20 宮殿の2階メインを見終わり、1階へ。

さて、これから庭園と離宮ゾーンに入る。 離宮に入れるのは12時以降(冬だから?)となっていた。 あまりに広いので、プチトランに乗るのだが、 チケット売り場は、宮殿を出た左側の緑の小屋で、乗り場は右側、と離れているので注意!

石畳の道をガタガタと笑ってしまうくらい揺れながら進む。おやつに持って来たマドレーヌを食べながらのんびり景色を楽しむ。休憩しながら移動できるのは楽。 庭園を散歩する人、サイクリングする人、パリから離れてのんびりと過ごすのも気持ちいいな、と思う。 最初に大運河 グランドカナルに停車

次はグラントリアノンに停まり、最後がプチトリアノン。 実は、私が宮殿よりも来たかったのがこの場所。 「ベルばら」世代ですから、アントワネットへの想いが強いのです。 中に入ると緑の中庭 プチトリアノンは2階建て。ここは、ルイ15世が建てたもので、マリーアントワネットが愛した離宮 一番有名な彼女の肖像画 食堂 音楽を楽しんだ部屋かな 彼女のベッドは小さい。身長は低かったのだろうか?

プチトリアノンの裏手には、窮屈な宮廷生活から離れて田園生活を楽しんだ王妃の村里が広がる。

愛の殿堂 ここでフェルゼンと会っていたのかな。

田舎家や農家も作られて、まるでテーマパークみたい。 確かこの建物にトイレがあった。

14時 プチトリアノンに別れを告げて、グラントリアノンまで歩いて行った。 ルイ14世が公務を離れて身近な人たちと過ごした離宮。後に、ナポレオンもここに暮らした。 2つの建物をつなぐ回廊 ナポレオンの皇后マリールイーズの寝室

グラントリアノンからプチトランに乗って、宮殿に戻る。 庭園側から見た宮殿。 庭園はとても広いので、中までは入らなかった。気候の良い季節に来ていたら、ゆっくり散策してみたかったな。

4時間ほど滞在して、ベルサイユを後にする。 天気も良くて気持ち良い一日だった。 帰りは行きと違う道で駅に向かう。 ベルサイユの街の建物も素敵。

15:25 RER C線に乗ってパリへ。 帰りは始発なので、2階に乗れた。内装がきれい。

これから、初めてのビストロでの夕食へ。楽しみだな。