Travel Diaries in my 50's

50代になった私の旅行記

2024年始のパリ ⑩ 5日め モンマルトル 帰国

最終日の朝。最後の朝食。名残惜しいなぁ。

帰国便が17:10→19:40に変更になったので、ロワシーバスに乗るのは14時過ぎで良さそうだ。レイトチェックアウトができるかどうかをホテルフロントに聞いたら、14時まで20€でOKとのことだったので、とりあえず部屋に荷物を置いたまま、モンマルトル に出かけることにした。

8:35 ホテル出発 メトロのマドレーヌ駅まで歩いてメトロ12番に乗る。 ホームにあったパリの路線図

Pigalle(ピガール)駅で2番に乗り換え。

一つめのAnvers(アンバース)駅で下車。

ここからサクレクール 寺院までまっすぐ。 朝早すぎて、門が閉まってる⁉︎ 左側のケーブルカーは動いてた。良かった! その手前に、噂の無料トイレがあったので、入ってみることに。 扉が閉まるのが遅いので、引っ張ったらエラーになり失敗。もう一度やり直し。ゆっくり待つこと。使用後は毎回清掃するので、ある程度は清潔。手洗い場があるけど、何故か水が出なかった。トイレットペーパーもなかったと記憶している。 フニキュレールというケーブルカーは、メトロ1回券で乗ることができる。 坂道はかなり急なので、体力温存したい場合はケーブルカーが便利。

サクレクール寺院前の広場からは、パリが一望できる。残念ながらエッフェル塔は見えないけど、気持ちの良い景色だ。 サクレクール寺院 1870年の普仏戦争などで亡くなった人々を追悼するために1914年に完成した。 正面の左右のブロンズ像は、右がジャンヌダルク 左がルイ9世ファサード上部の中央にはキリスト像が立つ。

寺院の中に入るだけなら無料。ドームに登る場合は有料。 入り口の上には、キリストの物語が彫刻されている。 寺院内部の丸天井には、世界最大級のキリストを描いたモザイク画

サクレクール寺院の隣にあるサンピエール教会はパリ最古の教会の一つだそうだ。

横から見たサクレクール寺院 左側の鐘楼にはフランスで最大の18トンの鐘が設置されている。

似顔絵描きが集まるテルトル広場 朝早いので、まだ人がほとんどいない。昼間なら賑やかなのだろう。

スターバックスも街に溶け込んでる。 モンマルトルの裏道 素敵すぎる。 可愛らしいピンク色のレストラン ピカソユトリロが描いた建物

モンマルトル美術館へ入ってみた。 ここはユトリロの母(スザンヌ・ヴァラドンというモデルであり、後に画家)が住んでいた住宅で、19世紀末〜20世紀初頭にモンマルトルに暮らした画家の作品を展示している。 ユトリロのアトリエ ルノワールのアトリエもここにあり、夜や雨の日に「ムーランドギャレット」を持ち帰って描いていたという。 「キャッツ」の舞台を連想してしまった猫たちの絵 絵画というよりはイラストみたいな作品が多い。 風刺画かな。

パリで唯一のブドウ畑 レンガ色の建物は、ピカソたち売れない芸術家たちのたまり場で、彼らは飲食代の代わりに絵や歌や詩を持ち込んでいたとのこと。 ダリダ広場
この近所に住んでいたシャンソン歌手のダリダ像がある。 モンマルトル を走る40番のバスは少し小さい。技術の高い運転手が担当するコースだそう。

壁抜け男 フランスの小説をモチーフにした彫像 ルノワールロートレックが描いた風車のあるダンスホール (現在はレストラン)ムーランドギャレット

アトリエ洗濯船 ピカソルノワールのアトリエがあった場所 映画でアメリが住んでいたアパート モンマルトルは坂が多いので、階段の道も多い。私は体力がないので、なるべく下りになるように念入りに予習して、歩くコースを決めた。

アベス広場のジュテームの壁は閉鎖中だが、隙間から覗くことができる。 愛の言葉が300以上の言語で書かれている。日本語も発見。

11:35 Abbessesアベス駅でモンマルトル散策を終える。この駅はパリで一番深くにある駅。 ホームへは螺旋階段を降りて行く。

11:50 オペラに戻って来た。メトロの券売機でナヴィゴイージーにロワシーバスのチケットをチャージしておく。後でレシートを見たら、チャージ料金は14.5€だった。行きに空港の券売機で買った時は16.6€だったからチャージの方が安いみたい。

チェックアウトまでまだ時間があるので、スタバオペラ店に行ってみる。宮殿風の内装。

13:15 ホテルに戻り荷物をまとめて、14時前にチェックアウト。

ロワシーバス乗り場までは、歩いて10分かからない。 オペラ座横の乗り場からは、先日、エッフェル塔シャンパンフラッシュを見たギャラリーラファイエットの屋上も見える。 噂通り、バス乗り場にある券売機は壊れていて、困っている人が多かった。先程、ナヴィゴイージーにチャージしておいて良かったと思う。ここの券売機が壊れていると、メトロの駅で買うか、あるいはスキャンするタイプのクレジットカードなら乗車時に使えるようだ。(車体によってはダメな場合もある)

14:15 バス出発

14:53 渋滞もなく シャルルドゴール空港ターミナル2Eに到着。英語でアナウンスもしてくれた。

15時 JALカウンターでチェックイン 本来は3時間前からオープンなのだが、今回は遅延便なので、早めに開けているようだ。 搭乗券と一緒に、1人11€の空港内レストラン利用クーポンを受け取った。

出国審査も荷物検査も空いていて、待たずに通過。 15:40 プレタマンジェでクーポンを使ってサンドイッチとジュースを入手。

今回のゲートもトラムで移動することがないメインの建物だったので、急ぐ必要もない。残った現金でマカロンやお土産を購入。

ペットボトルを没収されるので、中で軟水を探したが、ヴォルビックのレモン味しか見つからなかった。

16:45 帰りもプレエコなので、エールフランスのラウンジに入ったが、1階は満席。預けなかったキャリーケースを持って階段を上がる。2階もそれなりに混んでいたが、席を確保。 デザートをいくつか頂く。

30分前に搭乗口に向かったが、更に30分ほど機内への案内が遅れるとのアナウンスがあった。

20:15 ついに離陸。さよならパリ、ありがとう😊

機内で提供されるのも硬水なので、JAL機内に、日本の水を積んでおいてくれたらなぁと思う。 帰りは北極海ルートではなく、陸地を飛んでいく。昼なら景色を楽しめたのかもしれない。

17:30 羽田着陸。約13時間かかった。無事に帰国できたことに感謝。

2024年始のパリ ⑨4日め オルセー美術館 セーヌ川クルーズ ヴォージユ広場

今日はオルセー美術館へ。
オペラ通りからバス68番に乗ると、オルセーのセーヌ川沿いまで行ける。本来はオペラ駅も通るはずなのだが、citymapperを見ると、ピラミッドから乗るように指示が出る。 土曜日だからルートが違うのかもしれない。

3回めのルーブルピラミッドを通って オルセーの目の前で降りる。 オルセーの大時計 ついに本物を見た。 歩行者専用の橋の向こうに、グランパレも見える。 左がルーブル、右がオルセー。そしてロワイヤル橋 オルセーの入り口は、建物の右側。 時間指定チケット保持者はAの入り口へ。 メトロだと乗り換えないといけないけど、バスを利用するとこんなに便利なんだと思う。わずか10分で着いてしまった。 9:30のチケットの列に並ぶ。まだ9時。早すぎたかな。

そして、今日は昨日までと違ってとても寒い。帽子にマフラー、手袋にカイロが必要な寒さ。美術館内は暖房が効いてるけど、今日は外での活動が多いので、完全防備で臨む。

9:20には入場開始。セキュリティチェックを終えて、日本語の地図をもらい、エレベーターで最上階に上がる。が、自分がどこにいるのか、よくわからない。 この美術館は1900年のパリ万博に合わせて造られた駅舎だったので、2階以上は中央部分がないため、複雑なのだ。 1986年に美術館として開館。 ふと見つけた窓からモンマルトルの丘が見えた。

ゴッホの中では好きな作品

館内は空いていて、ゆっくり見れる。1階でゴッホの特別展をしているので、みんなそちらに行ってしまったのかな。 ゴーギャン

カフェカンパナは開店準備中 スーラの点描画も好き。

モネも独り占めできる贅沢 ドガ

ルノワールムーランドギャレット」 は、想像より大きかった。 こんなに空いていて、いいのだろうか。 マネの「草上の昼食」

大時計の前は、みんな並んで撮影を待つ。

ロダンの「考える人」

ポンポンのシロクマ

地上階には ミレーの2作品

11:45 オルセーを出てサンジェルマン大通りへ向かう。 バス63番でアルマ橋へ移動。

ブルボン宮 今は政府機関として使われている。 玉ねぎみたいなのは、ロシア正教会

アルマ橋を渡ってバトームッシュ乗り場へ

10分ほど待って乗船。2階一番前に座ることができた。 12:10 クルーズ開始 セーヌ川沿いをジョギングできるなんて羨ましい。 グランパレ

アレクサンドル3世橋 セーヌ川で一番豪華

橋の装飾も美しい。

コンコルド広場付近

左はルーブル 右はオルセー ルーブルのカルーセル橋付近

芸術橋

この後、シテ島に行くと思ったら、引き返してしまった!ノートルダム大聖堂見たかったのに。 これから同じコースを戻るので、1階の室内に移る人多し。私もトイレに行きつつ、少し寒さから避難。

エッフェル塔が近づいて来たので、また2階へ。

ビルアケム橋から先は、近代的な建物が増えてくる。

自由の女神像でUターン

ビルアケム橋の上段にはメトロ6号線が走ってる。 1時間少しでクルーズ終了。座りながら観光できるって疲れた身体には最高だった。

降りた所に、有料トイレあり。1€ セーヌ川沿いを歩いて、アレクサンドル3世橋へ。 正面はアンバリッド ナポレオンのお墓があるのだが、今回は訪問できず。

14:03 Grand Palaisグランパレからバス72番に乗る。 観光路線なので、車内は混雑。 車窓からの景色もいいから、バスが好き。

土曜日なので、セーヌ川沿いに販売スタンドが開店している。古本とか絵とか、時間があれば訪れてみたかった。

シュリー橋のたもと、Sully Morlandのバス停で降りる。 ここからヴォージュ広場まで10分ほど歩きながら、建物ウォッチング。

ヴォージュ広場の入り口 ここは四方を赤煉瓦造りの館に囲まれている。革命以前は、貴族や政治家が暮らしていたという。 パリ最古の広場

近くのパン屋さんで軽く休憩。朝しっかり食べるから、お昼は軽く済ませてる。

革命が始まったバスティーユ広場 15:21 メトロ8号線でオペラに戻る。

あまり食欲がないので、今日もモノプリで、パスタサラダやサンドイッチで夕食。 明日は帰国日なので、荷物整理もしなくては。

2024年始のパリ ⑧3日め 後半 ビストロで食事 ギャラリーラファイエット

16時 ベルサイユからRER C線で Saint Michel Notre Dame(サンミッシェルノートルダム)駅に到着。 メトロ4番に乗り換えて Les Halles(レアル)駅へ。

乗り換え路線がたくさんあるターミナル駅のようだ。 知らなかったけど、ここには大きなモールがあるみたい。 サントゥスタッシュ教会の横を通り 左の丸い屋根は証券取引所 安藤忠雄さんが改修を手がけた建物で、現代アートの展示もされてるようだ。

google mapを見ながら、お店まで歩いて行く。

16:30 ビストロヴィクトワールに到着。 住所 6 Rue de la Vrillière, 75001 Paris

日本の方の旅行記に何度か登場しているお店で、是非とも来たかったビストロ。 私たちの来店時は、日本語を話すスタッフもいらして、リラックスして過ごせた。 まだ早かったのですぐ座れたけれど、帰る頃には満席に。 エスカルゴ、鴨のコンフィとSalade Landaise(フォアグラ、鴨のコンフィ、砂肝、生ハムなどがレタスの上にのってる) 私は硬水とアルコールが飲めないので、 飲み物はレモネードとオランジーナを注文。 写真がないけど、デザートにクレームブリュレとシュークリームのチョコレートがけを。60.2€でお腹いっぱい!美味しかったです。

一度ホテルに戻ってから、まだ元気だったので、お土産を見にギャラリーラファイエットへ行くことに。 イルミネーションきれい。

17:50だったのでもしかして?と思って、屋上に上がってみたら、エッフェル塔シャンパンフラッシュがバッチリ見えてラッキー! シャンパンフラッシュを見るために、エッフェル塔近くまで行く予定はなかったので、偶然立ち寄ったデパートの屋上で、まさか見えるとは…幸運だった。年末年始は日没が早いので、シャンパンフラッシュを見るのに最適かも。

デパート内のホリデーシーズンのデコレーションも、日本とは違うセンスで面白い。

19時 ホテルに戻る。今日も充実した一日だった。

2024年始のパリ⑦ 3日め 前半 ベルサイユ宮殿

今日はベルサイユ宮殿へ行くのだが、citymapper アプリだと、RER C線に何やら情報が出ている。フランス語翻訳を使っても"変更あり"ということしかわからない。ホテルのフロントに聞いてみたら調べてくれて、「大丈夫。動いてるよ。」と行き方のメモを書いてくれた。

8:30頃、オペラ駅でナヴィゴイージーにベルサイユまでの切符をチャージしようとしたが、選択肢に出て来なかった。 仕方ないので、まずはメトロ8号線でInvalidesアンヴァリッドまで行き、一度改札を出た。 長い動く歩道を通って乗り換え。 RERのチケット売り場で、紙の切符を購入。片道4.15€ いろんな方面の列車が来るので、掲示板で確認。一番上にベルサイユシャトーの文字。右側に2分で来ると表示されているので、これに乗ればいいのね。 RERは2階建て車両。市外に出るまでは満席に近くて、2階は空いてなかったので、1階に座る。 9:02に乗車して、9:33ベルサイユ宮殿に一番近い駅に到着 ベルサイユシャトーリヴゴーシュ

宮殿への行き方の表示も掲示されていた。 駅全景 午後は券売機が混むと聞いたので、朝のうちに帰りの切符を購入しておいた。

宮殿までは歩いて10分くらい。 9:57 到着 個人の入場口Aは左側。団体ツアーだと右側のBから入る。予約時間ごとに列が分かれているので、自分の列に並ぶ。 A入り口の左手にある大きな建物に無料トイレがある。どこのトイレもきれいだけど、数が少ない。

10:30のチケットだが、10:20には入場開始。 セキュリティチェックを終えて、中に入るといよいよ宮殿の中庭だ。

パリから民衆が押し寄せたとき、マリーアントワネットが現れてお辞儀をしたのがこの2階のバルコニー。

見学ルートは、中庭を突っ切って入り口Bの建物から始まる。 まずは、王室礼拝堂。ルイ16世とマリーアントワネットの婚礼もここで行われた。

ヘラクレスの間 宮殿内で一番大きな部屋 巨大な天井画もすごい。

豊穣の間 王侯貴族たちに飲み物を振る舞ったサロン

ヴィーナスの間 太陽王ルイ14世 女神ヴィーナスが描かれた天井画

マルスの間 衛兵が控える間として使用された後 音楽やダンスを楽しむ場に変わった。

メルクリウスの間 ルイ14世が逝去した時、遺体が一週間安置されミサが行われた。

アポロンの間 ルイ16世肖像画

戦争の間
戦地で敵を踏みつけるルイ14世レリーフ

ついに鏡の回廊へ 全長73m 幅10.5m 高さ12.3m 357枚の鏡がはめこまれている。 この場に来ることが長年の憧れだった。

王の寝室 朝の儀式の公開や就寝前の謁見が行われた場所。写真ボケていた…

王妃の寝室 3人の王妃が使用して出産は一般公開された。アントワネット時代の家具が復元されている。

大膳式の間 王や王妃が公式に食事をした部屋 人々の参列が許されたが、着席できるのは王族のみ。 アントワネットと子供たちの肖像画

衛兵の間 王妃の警護をする兵士が待機した部屋 天井画は正義と畏怖の神ジュピター

戴冠の間 ルーブルにあるダヴィット作「ナポレオンの戴冠式」が飾られた部屋。本人作のレプリカ ナポレオンの妹の一人だけピンクのドレスなのが、ルーブルの作品との違い。

11:20 宮殿の2階メインを見終わり、1階へ。

さて、これから庭園と離宮ゾーンに入る。 離宮に入れるのは12時以降(冬だから?)となっていた。 あまりに広いので、プチトランに乗るのだが、 チケット売り場は、宮殿を出た左側の緑の小屋で、乗り場は右側、と離れているので注意!

石畳の道をガタガタと笑ってしまうくらい揺れながら進む。おやつに持って来たマドレーヌを食べながらのんびり景色を楽しむ。休憩しながら移動できるのは楽。 庭園を散歩する人、サイクリングする人、パリから離れてのんびりと過ごすのも気持ちいいな、と思う。 最初に大運河 グランドカナルに停車

次はグラントリアノンに停まり、最後がプチトリアノン。 実は、私が宮殿よりも来たかったのがこの場所。 「ベルばら」世代ですから、アントワネットへの想いが強いのです。 中に入ると緑の中庭 プチトリアノンは2階建て。ここは、ルイ15世が建てたもので、マリーアントワネットが愛した離宮 一番有名な彼女の肖像画 食堂 音楽を楽しんだ部屋かな 彼女のベッドは小さい。身長は低かったのだろうか?

プチトリアノンの裏手には、窮屈な宮廷生活から離れて田園生活を楽しんだ王妃の村里が広がる。

愛の殿堂 ここでフェルゼンと会っていたのかな。

田舎家や農家も作られて、まるでテーマパークみたい。 確かこの建物にトイレがあった。

14時 プチトリアノンに別れを告げて、グラントリアノンまで歩いて行った。 ルイ14世が公務を離れて身近な人たちと過ごした離宮。後に、ナポレオンもここに暮らした。 2つの建物をつなぐ回廊 ナポレオンの皇后マリールイーズの寝室

グラントリアノンからプチトランに乗って、宮殿に戻る。 庭園側から見た宮殿。 庭園はとても広いので、中までは入らなかった。気候の良い季節に来ていたら、ゆっくり散策してみたかったな。

4時間ほど滞在して、ベルサイユを後にする。 天気も良くて気持ち良い一日だった。 帰りは行きと違う道で駅に向かう。 ベルサイユの街の建物も素敵。

15:25 RER C線に乗ってパリへ。 帰りは始発なので、2階に乗れた。内装がきれい。

これから、初めてのビストロでの夕食へ。楽しみだな。

2024年始のパリ⑥ 2日め後半 サンジェルマンデプレ コンコルド広場 マドレーヌ寺院

12:30頃 ルーブル美術館を後にした。 ガラスのピラミッド前から95番のバスに乗り、今度はサンジェルマンデプレに向かう。

この辺りの建物も素敵。

13:15 サンシュルピス教会 左右対称の塔が珍しい。18世紀に再建された建物。 手前は、4人の枢機卿の噴水。

教会に入って右手には、ドラクロワの壁画。 旧約聖書より「天使とヤコブの戦い 」 勝利したヤコブは、イスラエルという名前を与えられる。これがイスラエルの起源。

世界最大級のパイプオルガン グノモンの日時計オベリスク 小説「ダヴィンチコード」でローズラインとして登場する。グリニッジ天文台が世界共通の子午線となる前、フランスではここが子午線だった。 説教檀

カフェレドゥマゴ 外まで人が並んでいたので入らず。

14時 サンジェルマルデプレ教会
542年に修道院として造られたパリ最古の教会 中は明るい感じ。

裏道も素敵。 Furstemberg 広場
昔、修道院長が奥の建物に住んでいて、馬車で送迎するために作られたというパリ最古のロータリーだそう。

14:20 お腹が空いて来たので、La Palette へ。日本語が話せる店員さんが優しく迎えてくれた。 ここはピカソセザンヌが通ったお店。壁に絵の具のついたパレット🎨が飾られている。 パリに来たからには、クロックムッシュとクロックマダムを。

この時、JALからメールが届いているのに気づいた。 帰国便が17:10→19:40発に変更になったとの内容だった。どうやら、使用する飛行機の羽田からの到着が遅くなるためらしい。 当然、羽田到着も14:45→17:10に変更になる。この変更を了承するかどうか、返事をしてほしい、とのことだった。あれだけの事故があったのだから、無事に帰れるだけで有り難い。

果物のディスプレイもオシャレに見える。

15:15 フランス学士院から芸術橋(ポンデザール)を渡ってルーブル美術館へ。この橋は眺めが良くておすすめ。 セーヌ川には、人が住む船が停留している。不便なこともあるだろうけど、こんな所で暮らせるなんて羨ましい。 シテ島の先端とポンヌフ橋。ノートルダム寺院の工事をしているクレーンも見える。

ルーブル美術館のシュリー翼に囲まれた中庭 シュリー翼側から見たガラスのピラミッド

15:35 ルーブルリボリ駅 ここは彫刻オブジェが並んでいる!

コンコルド広場へやって来た。想像していたよりずっと広い。 オベリスクエッフェル塔のコラボ 凱旋門までシャンゼリゼ通りが続く 真正面にはブルボン宮

コンコルド広場から今度はマドレーヌ寺院へ。

この辺りは有名店が多い。 マドレーヌ寺院は、ギリシャ神殿のようなコリント様式の教会。幅43m奥行き108m 高さ30mという大きさ。正面の破風を飾るレリーフは、ルメール作の「最後の晩餐」

「聖マグダラのマリア歓喜」マロチェッティ作 マグダラのマリアが天に召される様子が彫られている彫刻。周りには天使たち。天井画も美しい。

著名なオルガン製作者アリスティド・カヴァイエ・コルが製作したパイプオルガン。クラシックコンサートも開かれる。

マドレーヌ通りをオペラ座に向かって歩く。

16:20 ホテルに戻って来た。今日もたくさん歩いて疲れてしまった。街並みを見るのが楽しくて、気持ちが歩きたいと思うみたい。 夕食は、食欲がなくてスーパーで軽いものを買って済ませた。

2024年始のパリ ⑤ 2日め 前半 ルーブル美術館

今日は、一番楽しみにしていたルーブル美術館。9:30のチケットを取ってあるのだが、相変わらず時差ボケのせいで5時半には目が覚めてしまう。 7時にホテルの朝食を取り、時間がたっぷりあるので、メトロではなく歩いて行くことにした。

8:40 ホテルを出発して、ヴァンドーム広場に向かう。 ホテルからは、道を曲がればすぐにオーステルリッツ記念柱が見えてくる。 これもナポレオンの勝利を記念して建てられたもの。

そして、周りは、リッツホテルや高級宝飾店がずらりと並ぶ。

サンノトレ通りを左に曲がると、おしゃれなお店がたくさんあるのだが、朝早いので当然閉まっている。 でも、歩いてるだけで、楽しい。パリの街並みを見ながらの散歩は大好きだ。

しばらく歩いてからリヴォリ通りに出る。 チュイルリー公園の観覧車が見えて来た。

ここは車は一方通行で、片方の道は自転車専用の両方向車線になっているのだ。通勤時間帯なので、みんなスピードを上げて走っていく。

8:57 には、昨日来たカルーセルルーブルへの入り口に到着。 ここを降りるとショッピングモールを抜けて、逆さピラミッドのある美術館への地下入り口へと行くことができる。 9時前なのだが、この長蛇の列。まだ開館していないから9時のチケットの人たちが並んでいるのだろう。 30分も早く着いてしまった。

入館する時にはチケットの時間も確認されず、人の流れのままにセキュリティチェックを通過。 ナポレオンホールに到着すると、ガラスのピラミッドから入場して来た人たちと合流。

まずは、モナリザを目指して、ドゥノン翼の入り口へ。 エスカレーターを上がると、ようやくチケットをスキャン。9:20に入れてしまった。

さて、ここからモナリザへの最短ルートを調べてきたので、最初の階段を上がらずに左右にあるエレベーターで最上階へ。すると、モナリザのある部屋の裏側に出れるのだ。 ところが、この方法を使う人が増えたせいか、こちらからモナリザの部屋に入れなくなっていた!

ということで、エレベーターを降りたら、ひたすら左に歩き続けて、ドゥノン翼の先端にあるカフェMollenを左折。グランドギャラリーを逆走してモナリザ部屋に戻ることになる。 これって、正規ルートとどっちが早いのだろう?人が少ない分、早いのかな?もはやわからない。

でもモナリザ部屋に入ったら、それほど人は多くなくて、すぐに近づくことができた。 「初めまして。ずっとあなたに会いたかったです。ようやく会いに来れました。」と心の中で話しかけながら、モナリザと対面。至福の時を過ごすことができた。

モナリザの向かい側には、「カナの婚礼」 ルーブルで最も大きな作品。

その後は、グランドギャラリーに戻り、レオナルドダヴィンチの名作を何点か、鑑賞。月並みだけど、やっぱり上手い、他の絵と違う凄さを私は感じた。わざわざフランスまで来てよかったと思う。 グランドギャラリーには、有名な絵画がたくさん飾られている。感動しながら、次々に見て行く。パリに住んでいたら、何度も通えるんだけれど… ラファエロの聖母子像

民衆を導く自由の女神」は修復中だか、貸出中でなかった。残念。

「グランドオダリスク

「ナポレオンの戴冠式」これもぜひ見たかった。皇后の羽織る毛皮の質感が見事。細かい所までじっくり見たくなる作品。ルーブルで2番目に大きいそうだ。

次は、階段を降りてあの方?に会いに行こう。 そう、「サモトラケのニケ なんだろう。思い入れが強すぎて、涙が出そうになってしまった。大好きな作品なのだ。

アポロンのギャラリーは、ここがルーブル宮だったことを感じさせてくれる場所。王家の冠、宝飾品などが展示されている。

一階の彫刻セクションに入ると、人が一気に増えて来た。10時半を過ぎて、来場者が溜まって来たのだ。更に、各言語のガイドツアーが多数来ていて、有名作品の周りは大混雑。 もちろん「ミロのヴィーナス」も大人気。 ミケランジェロの「瀕死の奴隷」

人が多すぎてドゥノン翼から脱出し、シュリー翼に移動。 中世のルーブル宮要塞

階段を上がって3階へ。

再び、絵画セクション
お目当てのラトゥールを発見。 「ダイヤのエースを持ついかさま師」これ、見たかった! 一度、日本でみたことがある「大工ヨハネとイエス」(名前は不確か) 光と影の表現が素晴らしくて好きだ。

これも有名。 細かいところまで見ると、いろんな発見がある。

これらの絵画が一枚日本に来るだけで、長蛇の列ができ、大混雑でゆっくり見る余裕がない。それが、ここに来ると、絵を独り占めできる贅沢を味わえる。何と幸せなことか!

リシュリュー翼とシュリー翼は、人が少なくてゆっくりできた。 中庭も素敵。 館内から眺める景色もいいと思う。

この時点で3時間経過。 ルーブルでは、曜日ごとに閉まっているセクションがあり、今日はオランダ絵画を見ることができなかった。分かっていたけど、フェルメール見たかったなぁ。 これでルーブル美術館は終了。

2024年始のパリ④ 1日め 午後 オペラ座 エッフェル塔 ルーブルピラミッド

11:45 オペラ駅に戻って来た。オペラ座に行く前に、少し休憩したい。あまりお腹が空いてないので、目の前のファーストフードのサンドイッチ屋 ブリオッシュオレに入った。 「持ち帰りか店内か?」と英語で聞かれて、店内でと答える。観光客に慣れてるなぁ。2階に上がると席がたくさんあり、ゆっくり休める。水を持っていたので、飲み物も頼まなかった。

12:05 予約の時間になったので、オペラ座へ。 1875年に完成した宮殿のような劇場。 チケット保持者と当日券購入者の列が分かれていなくて、 戸惑った。館内のセキュリティを通るまでは一緒みたい。 とにかくチケットを確認する場所までひたすら進む。下調べしておかないと、よくわからないと思う。

この階段を上がると グラン・エスカリエ 中央階段 吹き抜けの高さは30mもあるそうだ。 中央階段ホールの天井画 劇場に入る前のロビー 左の端にトイレがあった。

1階席はツアーに参加しないと入れないので、数ヶ所の2階のボックス席から客席を見ることができる。ここはすごい混雑。

すごく見たかったシャガールの天井画

大広間 グラン・フォワイエ は宮殿のよう。 壁も隙間なく装飾がされている。 天井画

オペラ座の中は複雑な構造で、自分がどこにいるのかわからなくなる。中央階段横の空間。 外光が入るホールには、縦長のタペストリ 衣装も展示されている。

13:21 オペラ駅からメトロ8号線で、エッフェル塔近くの Ecole Militaire駅へ。

外に出ると本降りの雨で、しばし雨宿り。

シャンドゥマルス公園からのエッフェル塔 雨は降ったり止んだり。 エッフェル塔へ上るチケットは購入出来なかったので、下から眺めるだけ。 修復工事が終わり、色を塗り直したばかりだそうだ。鉄の塔なのに無機質な感じがなく、装飾もあって美しいな、と思う。 イエナ橋から シャイヨ宮からのエッフェル塔 シャイヨ宮は1937年のパリ万博パビリオンとして建設された新古典主義の建物。

トロカデロ広場

まだ15時前なので、ルーブルのピラミッドを見に行くことにした。

14:42 トロカデロ駅からメトロ6号線に乗る。 凱旋門の駅で1号線に乗り換え。この路線はスリが多いと聞くので注意しながら乗車。 ルーブル美術館のピラミッド、ついに来た!感動 ルーセル凱旋門は修復中。この脇の階段を降りるとショッピングモールであるカルーセルドゥルーブルに行ける。美術館への地下入り口も、この中にある。

お腹が空いたので、ここのフードコートでなぜかタイ料理を。

明日訪れる美術館の地下入り口と逆さピラミッド

メトロ7番でオペラに戻ってホテルで休憩。その後、 モノプリで買い物ついでに、ピラミッド駅でナヴィゴイージーに10回分の切符をチャージした。毎回、切符を買わなくていいのはとても便利だし、17.35€なので都度買うよりも安い。最終日に、ちようど10回使い切ることができた。

今日は、パリの有名観光地をほぼ回ることができて、充実した一日だった😊